空気の通り道である気道が慢性的に炎症を起こし、少しの刺激でも発作的に気道がむくんで狭くなってしまう疾患です。
ぜんそくの人の気道は症状のないときでも炎症を起こし非常に敏感になっているため、健康な人にとっては平気なホコリやタバコの煙、花粉やストレス・疲れ、運動なども発作の引き金になってしまいます。発作の症状としては様々で、咳や痰(たん)、息苦しさ、呼吸をした時に「ゼーゼー」「ヒューヒュー」と音が出る喘鳴(ぜんめい)などがあり、胸に痛み・喉に違和感を感じることもあります。
治療としては、発作を起こさないようにするため、気道の炎症を抑える治療がメインになってきます。子供だけではなく、大人になってから発症することもあります。気になる症状がある場合は一度ご相談ください。
肺の中を通っている気管支や肺胞という部分が細菌やウィルスに感染し炎症を起こす疾患が肺炎です。炎症を起こす場所によって強く出る症状が違ったり、発症する原因によって細かく分類されています。
基本的には風邪によく似た症状ですが、激しい咳や、呼吸困難、高熱など入院が必要なほど重症化することもあります。このような症状が出た場合は医療機関を受診していただくことをお勧めします。また体力が落ちている時に感染しやすいため、糖尿病などの慢性疾患を持っている方や高齢の方はとくに注意が必要です。
寝ている間に無呼吸(10秒以上の口や鼻の呼吸の停止)が繰り返される病気です。深い睡眠をとるのが難しくなってしまったり、無呼吸のせいで夜中に起きてしまうようになります。そのため日中に過度な眠気が起きてしまい、日常生活に支障をきたしてしまいます。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)も測定器を使った確実な診断を行います。診断が確定した場合、持続陽圧呼吸療法(CPAP)による治療も積極的に導入しております。西浦クリニックのCPAP機器はテレメトリーで24時間管理しています。
劇的に改善されることもありますので、無呼吸による不眠でお悩みのかたはぜひご相談ください。
遺伝子的な素因やタバコの煙などの有害な物質により肺に炎症が起きてしまい、気道が狭くなったり、痰などの分泌液が増えたり肺胞の壁が壊れてしまい、慢性的に進行する閉塞性換気障害をおこす病気です。
西浦クリニックでは慢性閉塞性肺疾患(COPD)や手術等で低肺機能になられた患者さんの在宅酸素療法も行っています。当院としっかりとした業者スタッフで管理します。
西浦クリニックでは、主体会病院の画像診断部にご協力いただいて高性能多列CTによる画像診断を行っています。
たとえば、健診で異常所見を指摘された場合や各種呼吸器疾患、 特に肺がんの診断に威力を発揮します。CTは64列の高速CTで、あっという間に全身のスキャンが可能です。
画像診断は、放射線診断医と西浦クリニック院長のダブルチェックになります。
換気の機能を調べる基本的な検査です。
肺活量、%肺活量、1秒量、1秒率と種々の指標を取り出すことができます。
これらの指標は気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺が固くなるじん肺や間質性肺炎の診断に用います。正しい手技が必要な検査で、患者さんと検査を行う術者の息がぴったり合わないと正確な値が出ません。
また、当院では始業前に時計の秒針を合わせるように、専用の機器を用いて測定器の較正(キャリブレーション)を行っております。
肺機能検査(スパイロメトリー)に付随するグラフで、気道の通りやすさ、言い換えると息の吐きやすさを評価するグラフです。ぜんそく、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の診断と治療の評価には欠かせない検査です。