西浦クリニックではピロリ菌感染が疑われる患者さんには、積極的に抗体検査、経鼻内視鏡検査時に組織診断を行っています。また、健康診断における内視鏡検査結果も活用することが可能となりました。
ピロリ菌は胃がんの主な原因であることは有名ですが、胃・十二指腸潰瘍、リンパ腫など様々な病気のリスクを高めてしまいます。中高年の半数以上がピロリ菌に感染しているとも言われ、ほとんどの人が無症状のため積極的なピロリ菌診断、そして、除菌療法を行うことが大切です。除菌後も胃癌のリスクは残ってしまうため、定期的に内視鏡検査を受けるようにしましょう。
逆流性食道炎とは、胃酸や胃で消化される途中の食べ物が食道に逆流し、食道の粘膜が炎症を起こしてしまう病気です。テレビなどでも取り上げられたことがあるため、名前を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
逆流性食道炎は加齢や肥満、脂っこい食事などによって食道を胃の内容物の逆流から守る仕組みが弱ってしまったり、ストレスなどで胃酸が増えすぎてしまうことで胃液が逆流して起こります。自覚症状としては胸やけや胸の痛み、腹部不快感など消化管の機能異常を始め、咳を訴える方が増えています。
西浦クリニックでは胃酸を抑える薬だけではなく、漢方を使用した治療を提供しています。
C型肝炎ウイルスは、肝硬変、そして肝臓がんの主な原因です。健康診断などでC型肝炎ウイルスの存在を指摘されたり、肝障害などを指摘された場合は速やかにウイルスの検査を受けましょう。
C型肝炎の治療はDAA(直接作用型抗ウイルス薬)の登場により、ほぼ100%体から排除できる時代になりました。治療は経口剤(飲み薬)のみで行えます。インターフェロンの時代に比べて副作用も激減しました。
口から入れる従来の内視鏡に比べて、西浦クリニックで使用する経鼻内視鏡は非常に細く、約5mmほどです。このため違和感や苦痛が少なく、強い麻酔を使う必要もありません。
口から内視鏡を挿入した場合、舌の奥の方に内視鏡が触れてしまうと、麻酔をかけていても吐き気が起こることがあります。鼻から入れた場合は舌の奥の方に触れにくいため吐き気を感じにくくなります。
経鼻内視鏡では鼻からカメラを入れるため口がふさがることがありません。そのため検査中も会話ができ、モニターに映った画像を見ながらその場で質問をしたり、急に体調が悪くなっても伝えることができるので安心です。
検査内容 | 負担1割 | 負担3割 |
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観察のみ | 約1,500円 | 約4,500円 |
組織検査 あり |
約2,800円 | 約8,420円 |
※検査日の再診料、検査料の目安です。
検査内容により異なる場合がありますので、詳しくは診察時にお尋ねください。